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出演者:水嶋ヒロ榮倉奈々佐藤健山田優向井理岩佐真悠子夕輝壽太大政絢真山明大中別府葵姜暢雄忽那汐里丸山智己吉田里琴鈴木亮平谷村美月阿部進之介中村知世南圭介小嶋陽菜君沢ユウキ小林きな子加藤慶佑菊里ひかり山口賢貴秋山多奈鹿内大嗣臼田あさ美ホラン千秋山本彩乃石橋菜津美高木万平高木心平堀内敬子鈴木浩介星井七瀬北川弘美石野真子杉本哲太津川雅彦

主題歌:ROCK`A´TRENCHMy SunShine

原作:宮城理子メイちゃんの執事」 

理人(水嶋ヒロ)は、弟の剣人(佐藤健)から、メイ(榮倉奈々)を賭けた勝負を挑まれる。
剣人と壮絶な殴り合いを繰り広げる中で迷いを吹っ切った理人は、ボロボロになりながらも立ち上がり、もう2度と側を離れない、とメイに約束した――。
陰<オンブラ>寮に戻ったメイは、理人の傷を手当する。
消毒薬がしみ、顔をしかめる理人。
慌てるメイに、理人は「大丈夫です」と言って微笑んだ。
メイは、その笑顔にドキリとして…。
理人同様、剣人も体中に傷を負っていた。
リカ(大政絢)や青山(真山明大)から、大げさな手当てを受けた剣人は、包帯だらけの姿で現れて皆を驚かせた。
メイは、そんな剣人の姿を複雑な思いで見つめていた。
同じころ、ルチア宮では、忍(向井理)と多美(谷村美月)が対峙していた。
多美は、忍を非難するかのように、これからどうするつもりなのか、と問いかけた。
しかし忍は、何も言わずにただ微笑むだけだった。
そのとき、ルチア(山田優)の寝室で大きな物音がした。
忍たちが駆けつけると、床には割れたグラスや花瓶が散乱していた。
ルチアは、理人はどこにいるのか、とヒステリックに叫ぶと、心配して駆け寄った多美を突き飛ばした。
転んだ拍子に、割れたガラスで手を切ってしまう多美。
ルチアは、それを気にも止めず、メイを徹底的に苦しめるよう忍に命じた。
あくる日、メイは、剣人を呼び出し、彼に礼を言おうとした。
剣人は、そんなメイの気持ちを察して普段通りに接すると、まだお前のことは諦めていない、と告げる。
理人と勝負を付けた上で、メイに選んでもらわなければ意味がない、というのだ。
するとそこに、慌てたようすで泉(岩佐真悠子)たちがやってくる。
クラスメイトの香織(菊里ひかり)やゆう子(秋山多奈)たちが不審な男たちに襲われそうになったというのだ。
さらに、ひかる(中村知世)の実家にトラックが突っ込むという事件や、奈央(小嶋陽奈)の一族が経営する国内最大手の電機メーカーが買収騒動に巻き込まれるという騒動まで起きていた。
凛(忽那汐里)やみるく(吉田里琴)らは、一連の出来事はすべてルチアの仕業だと疑うが、証拠はなかった。
そんな中、メイの前に右近(高木万平)と左近(高木心平)が現れる。
ふたりは、金太郎(津川雅彦)に命じられてメイを呼びにきたのだという。
メイは、理人とともに金太郎の私邸を訪れた。
するとそこには、ルチア=詩織と忍の姿もあった。
その席で金太郎は、メイではなく詩織を自分の後継者に指名する。
さらに金太郎は、アメリカで行われる後継者発表のセレモニーに詩織ともに行くよう理人に命じた。
突然のことに、メイは大きなショックを受けていた。
そこに多美が現れた。
後継者争いに負けたメイを笑いにきたのだという。
メイは、そんな多美に、ルチアが恩人であることを剣人から聞いた、と返した。
そのときメイは、多美の手に包帯が巻かれていることに気づく。
が、多美は、関係ない、と言い残して不機嫌そうに出て行ってしまう。
廊下に立っていた神田(阿部進之介)は、メイが嫌なやつならよかった、と思っている多美の心を読んでいた。
神田は、人を傷つける者はいずれ自分も傷つけられる、という施設の園長の言葉を改めて多美に聞かせるが…。
ルチアは、いままで仕えてくれた忍に、何か望むことはないか、と尋ねた。
しかし忍は、ルチアの側で満たされていたから、と言って何も望まなかった。
それを聞いたルチアは、微笑んでこういった。
「ありがとう。でも、もうすぐお別れね」と…。
ルチアが本郷家の後継者になったことを知った泉たちは動揺していた。
リカや不二子(中別府葵)らは、理人と駆け落ちすればいい、とメイに助言した。
青山らも、このままでいいのか、と理人に問いかけた。
すると理人は、メイが立ち上がるのを待つ、と答えた。
学園長のローズ(堀内敬子)を探していたメイの前にルチアが現れた。
ルチアは、メイの両親の骨を同じ墓に入れるという約束を反故にすることを告げ、メイへの憎しみをあらわにする。
さらにルチアは、ローズがメイの父親の婚約者だったことをメイに告げた。
理人は、ショックを受けているメイを、寮に連れ戻った。
メイは、学園に戻ってきた意味がなかった、と苛立つ。もうどうでもいい、と叫んで聖ルチア女学園の生徒の証であるベルを投げつけるメイ。
理人は、そんなメイを平手打ちした。
メイは、涙をこらえて部屋を飛び出し…。
メイがいなくなったことを知った剣人や泉たちは、彼女の行方を追った。
が、メイはどこにもいなかった。
理人は、ルチアの元を訪れた。
そこで理人は、自分の心はメイとともにある、とルチアに告げる。
ルチアは、メイが逃げたことを嘲った。
そんなルチアに、理人は、自分の苦しみから逃げるために人を傷つけ心を踏みにじったのはあなただ、と言い放つ。
理人は、ローズに会い、メイが両親とローズの関係を知ってしまったことを報告する。
実はローズは、四国のうどん店の娘で、中学生のころ金太郎に見初められてメイの父である周太郎の婚約者候補になったのだという。
メイはいま、試されている――ローズはそう言うと、理人にあるものを託した。
あくる朝、剣人の前に、右近と左近がやってきた。
金太郎の使いできたのだという。
ノートPCを介して、剣人に話し始めた金太郎は、Sランク執事を目指して留学しろ、と命じた。
金太郎だけでなく、執事協会の人間である右近、左近も、剣人の執事としての才能を認めているというのだ。
金太郎は、メイには求めるものを戦ってでも掴み取ろうとする覚悟が足りない、と剣人に告げた。
「お前はどうだ?メイの心を掴むために、兄・理人を越える覚悟があるか?」。
金太郎は、そう剣人に告げた。
そのころメイは、ある山にいた。
そこは、両親と一緒に遊びきた思い出の場所だった。
そこに現れた理人は、ローズから託された封筒をメイに手渡して去っていく。
その手紙には、本郷家とのつながりを知ったときのメイを案じる、両親の思いが綴られていた。
「自分にとって大切なものは何か…それがわかれば、どのような覚悟を持つべきか、答えはきっとでるはず。その答えが出たときは、勇気を出して戦いなさい」。
メイの目から涙があふれた。
理人の後を追ったメイは、戦う決意を伝えた。
理人は、そんなメイの手を掴んで自分の胸に当てると、以前メイに言った言葉を繰り返した。
「それでは私は、メイ様が戦うための剣に、メイ様を守るための盾になりましょう」と――。
学園に戻ったメイは、理人を賭けた決闘<デュエロ>をルチアに申し込んだ。
理人がその結果に従うことを確認したルチアは、もし自分が負けたら、理人を諦めるのはもちろん、本郷家の後継者の座を辞退し、ルチアの称号も返して学園から去る、と言い出す。
その代わり、自分が勝ったときは、メイだけでなく、泉やリカらクラスメイト全員に学園から去ってもらう、と続けるルチア。
それを聞いた泉たちは、ルチアの出した条件を受け、メイを応援すると宣言する。
が、次の瞬間、多美が放ったボーガンの矢が理人の腹部に突き刺さり…。

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