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原作:柳沢きみお「特命係長 只野仁 ファイナル」
その誠実さから"ミスタークリーン"と呼ばれている電王堂経理二部の社員・白石(岡田浩暉)が、同社の大手クライアントでもある宝田化粧品の社長令嬢・しおりと婚約を発表した。
ところが、それと時を同じくして黒川会長(梅宮辰夫)のもとに脅迫状が届く。
差出人はなんとホステスの若菜(神楽坂恵)。
彼女は白石と自分の間に海斗(澁谷武尊)という息子がいることを告白し、口止め料として5000万円を要求してきた。
只野(高橋克典)は黒川の命を受け、海斗を連れて若菜を探すことにする。
只野は若菜が働いていたクラブを訪れ、ホステス仲間から彼女がホストにハマっていたことを聞き出す。
そんな矢先、二人の前にチンピラたちを率いた闇金業者・金子(唐渡亮)が現れる。
無理矢理に海斗を連れ去ろうとする彼らを難なく蹴散らす只野だったが、彼らと若菜の関係とはいったい……。
どうやら問題は簡単には片づきそうにないようだ。
森脇(永井大)の調査で、若菜が貢いでいたホスト・一輝(弓削智久)の素性が明らかになる。
だが、ホンの一瞬、只野が目を離したスキに、海斗を狙って何者かが階段の上からドラム缶を落としてきた。
卑怯な手口に怒りを募らせる只野。
しかし、金銭が目的ならなぜ海斗の命を狙うのか。
そんな疑念を抱く只野の前に再び金子が現れた。
襲いかかるチンピラたちを再び蹴散らす只野。
そこへ、同じように若菜の行方を追っていた白石も駆けつけ、ついに海斗は親子の対面をはたす。
だが、白石の本当の目的は、自分の出世に邪魔な海斗と若菜を消すことだった。
間一髪、駆けつけた只野が白石に怒りの一撃を叩き込む。
「いいか、男ってのはな、誰にも頼らず一人っきりで生きていかなきゃなんねえんだ。どんなに辛くても歯くいしばってな。それが……男ってもんだ」。
そう海斗に言い残して去って行く只野。
こうして事件は無事、解決したのであった。
しばらくして、アパートで仲良く暮らす海斗と若菜。
そんな二人の姿を見守った後、ドアノブに新品のサッカーボールをそっとかけ、黙って立ち去る只野であった……。