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原作:柳沢きみお「特命係長 只野仁 ファイナル」
電王堂制作部の部長・平田(森次浩嗣)がある日、3000万円という多額の制作費と共に姿を消してしまう。
彼は長年、ボウリング業界の仕事に従事し、現在女子プロボウラー界を支えているベテラン・神崎リリー(伊藤かずえ)を発掘。
ボウリング業界の発展に大きく寄与した功労者でもある。
そんな彼がいったい、なぜ……。
黒川会長(梅宮辰夫)は只野(高橋克典)を呼び出し、平田を探し出すよう命じる。
さっそく制作部に潜入した只野は、ボウリング場でリリーが新人選手・米倉まどか(宇野実彩子)と言い争うのを目撃する。
只野はリリーと平田が公私ともに深い関係にあったことを知り、リリーを尾行。
その直後、彼女が何者かに襲われる場面に出くわす。
さらに全日本プロボウリング選手権の前日、なんと平田が遺体で発見されるという知らせが入る。
それを聞いて激しく動揺するリリー。
どうやら警察では自殺と断定したようだが、リリーが襲われたことと平田の死に疑問を持った只野は黒川会長に相談し、しばらく調査を進めることにする。
選手権は大方の予想通り、リリーとまどかの一騎打ちとなった。
両者ともに譲らぬまま迎えた最終フレーム、惜しくもまどかはピンを一本だけ残してしまい、リリーは見事優勝を勝ち取った。
ところがなんと大会終了後、まどかが「リリーに八百長を強要された」と記者会見で告白。
マスコミそしてボウリング界を巻き込んだ大騒ぎに発展する中、只野は平田の後を追って自らの命を絶とうと決めていたリリーに思いとどまるよう説得する。
とあるビルの一室。
まどかに執拗に迫っていたのは、制作部の副部長・河合(三上市朗)だった。
河合は己の野心のために邪魔な平田とリリーを殺し、ボウリング界の権力を握ろうとしていたのだ。
と、そこへ只野がさっそうと現れる。
「嫌がっている女を無理矢理っては、よくねえんじゃねえかなぁ?」。
河合の悪事を暴いた只野は彼が呼び寄せたチンピラたちをなぎ倒し、最後に河合を叩きのめす。
こうして事件は無事、解決したのであった。
後日。
総務二課のメンバーとボウリング場へ向かった只野。
そこには新人ボウラーを優しく指導しているリリーとまどかの姿が。
その光景に黙って微笑む只野であった……。