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主題歌:桑田佳祐「明日晴れるかな」
スーツの上着に袖を通しながら慌てた様子で走る岩瀬健(山下智久)。
向かう先は、幼なじみの吉田礼(長澤まさみ)の結婚式だ。
教会の控え室では、ウエディングドレス姿の礼が親友・奥エリ(榮倉奈々)と思い出話に花を咲かせている。
表では、高校時代からのくされ縁である友人たち・榎戸幹雄(平岡祐太)と鶴見尚 (濱田岳)が健の到着を今か今かと待ちかまえていた。
なんとか式に間に合った健だが心は晴れない。
美しい新婦・礼と新郎・多田哲也(藤木直人)が誓いのキス。
健にとって世界で一番好きな人が今、他の男性と結婚していく・・・。
幼なじみであるが故に、健は礼への想いをずっと伝えられなかったのだ。
そんな健が、披露宴では二人のためにスピーチまでさせられる。
そして、スライドショーが始まるとスクリーンには幸せそうな二人の姿が次々に映し出される。
そして、その隅に写っているふがいない自分の姿を見るうちに、健は強烈な後悔の念に襲われる。
「あのころに戻ってやり直したい!」。
と、突然どこからか"妖精"を名乗る男(三上博史)が現れ、「そんなに戻りたいなら戻してやる」と、健をスライドに映る過去にタイムスリップさせた!
次の瞬間、健は野球場にいた。
2001年7月の高校野球東京都予選大会の試合中だ。
スタンドでは礼やエリたちが応援している。
代打の指名を受けてバッターボックスに立った健は、突然ピッチャーの配球を思い出し、フェンス直撃のヒットを放って全力で走る。
しかしその時また思い出した。
この後、尚が三振して負けるんだ!
チームメイトたちの制止の声など聞こえないかのように、躊躇(ちゅうちょ)なく三塁をけって猛然と走る健。
ホームベースに滑り込むのだが…。
哀れ、健は尚の三振を阻止してチームを勝利に導くことは出来ず、自らアウトでゲームセット。
何も変えられなかったと悔やむ健に、礼が近づいた。
落ち込む健に、これが最後なのはマネージャーの自分も同じだと礼。
と、健はふと気づく。
自分は礼を甲子園につれて行くという約束のために走ったのだと。
それを聞いた礼は、自分も健を信じていたと…。
その後、野球部の集合写真が撮影されると…。
健は、元の披露宴会場に戻っていた。
しかも、スライドは始まったばかり。
だが、礼は多田の横。
結局、何も変わらなかったと思う健だが、野球部の集合写真は変化していた。
泣き顔だった礼が笑顔になっている。
と、またもや妖精が現れ、せっかく過去に戻ったのに他にやり方がなかったのかと揶揄される健。
健は、もう一度過去に戻して欲しいと妖精に懇願する。
だが、妖精は同じ写真には2度と戻れないと言って消えてしまう。
同じ写真には?
スライドは野球部の写真が消えて、次の写真に…。