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出演者:草彅剛SMAP)・黒木メイサ山本裕典薮宏太Hey! Say! JUMP)・五十嵐隼士仲里依紗夕輝壽太加藤清史郎中別府葵安田美沙子橘ユキコ山田親太朗高木万平高木心平甲斐まり恵三浦まゆ向井理松平健宇梶剛士大杉漣夏川結衣

主題歌:SMAPそっと きゅっと」 



翼彦一(草彅剛)と四方木りこ(黒木メイサ)は、「タイヨウ」を利用する老婦人が自宅で虐待されているかもしれないと聞き、その家を訪ねる。
応対したのは老婦人・渡辺節子(森 康子)と暮らす孫・高志(忍成修吾)で、日中にも関わらず節子は寝てしまったのだと話す。
ところが台所で音がするのを見ると、節子が流しでコップを洗おうとしていた。
その腕には、赤黒い縄目と思われるアザがあった。
施設に戻った彦一とりこは、鷹山三樹矢(薮宏太)、黒沢五郎(五十嵐隼士)、六車雅人(夕輝壽太)、二本橋賢吾(宇梶剛士)ら“任侠ヘルパー”と、ヘルパー・和泉零次(山本裕典)に虐待の疑いがあることを告げる。
しかし、虐待の判断は難しく本人がそれを認めない限り、こちらが勝手に動くことはできないのだという。
節子が心配なりこは、渡辺家を訪ねるが、節子は玄関の扉越しに答えるだけだった。
それでも通ううちに、少しずつ心を開き始める。
りこの来訪を知った高志は、「ハートフルバード」に直接連絡を入れ、同じことが続けば利用を取りやめると話す。
施設オーナー・や和泉らは、対応に頭を悩ませる。
彦一はりこに冷静になるよう諭すが、りこは取り合わない。
そんなとき、「ハートフルバード」社長・羽鳥晶(夏川結衣)が現れ、りこの一連の言動を注意する。
節子が助けを求めない限り他人のりこには何もできない、と晶からも言われるが、それでもりこの気持ちは変わらない。
りこが焦るのには理由があった。
女が組長、ということでほかの組からナメられている上、りこが収める四方木組でも、若頭・久米(田中哲司)が幅を利かせはじめていた。
さらに、組のシマでクスリの売買をしている素人がおり、組の中には「組がクスリを仕切るべき」と考える者たちも出はじめていたのだ。
節子を助けたい、という純粋な思いだけではなく、幹部の座を持ち帰って箔をつけたい、そんな思いもりこの心中を去来していた。
一方の晶は、ひとり息子・涼太(加藤清史郎)が「タイヨウ」に彦一を訪ねてくることに戸惑いを感じていた。
学校や塾に同じ年の友だちがいるだろう、という晶に涼太は「いない」と首を振る。
後日、りこは再び渡辺家を訪ねるが、節子は出てこない。
何かを感じたりこは、裏口へと周り居間の戸を開けて室内へ入る。
すると、節子は床に座り込み散乱した食器の破片を片付けていた。
りこは、高志をかばわずに本当のことを言ってくれと訴えるが、節子は高志は唯一の家族だから、と口をつぐむ。
そんな状況を知った美空晴菜(仲里依紗)は、虐待窓口に相談しようと言うが、りこは節子が喜ぶはずはない、と賛同しない。
しかし、ほかに手立ては思いつかず、ふたりは途方にくれる。
そんなふたりを、彦一が見るともなしに見ていた。
翌日の夜、高志が自宅に戻ると、台所に晴菜の姿があった。
高志を見た晴菜は、挨拶をして家を出る。
それを見送った高志は、冷たい表情で、玄関の鍵をかけた。
そして、節子に手を上げようとした――そのとき、高志の腕をりこが掴んだ。
りこは、晴菜と相談して、渡辺家の押入れに身を潜めていたのだ。
りこは、高志を殴りつけるが、高志は包丁を手にしてりこに襲い掛かってくる。
応戦するりこに高志がさらなる一撃を加えようとしたとき、その腕を掴んだ者がいた。
彦一だった。
彦一らに連れられ、節子と高志は「タイヨウ」にやってくる。
高志は、園崎らを前に節子の介護で追い詰められ、手を出してしまったと話すが、サービスの利用を再開するとは言わなかった。
数日後、りこの元にクスリの売人を捕まえた、と久米から連絡が入る。
電話を切ったりこは、弾かれたように駆け出す。
尋常ではない様子に気づいた彦一は、りこを追う。
あろうことか、高志が売人だったのだ。
彦一とりこは渡辺家にやってきて、縛られて倒れている節子を見つける。
まもなくやってきた救急車に、節子とともに乗り込もうとうするりこ。
彦一はそれを制し、高志のほうのケジメをつけてこい、と一喝する。
そして、自らが救急車に乗り込んだ。
組の者たちに制裁を加えられ、グッタリしている高志と対峙したりこは、節子を見下す暴言を吐く高志を殴りつける。
そんなりこを見た久米らは、始末するといって高志を連れ出そうとした。
すると、りこはそれを制し高志を自首をさせるよう命じる。
久米らは反発するが、りこは譲らない。
一方の節子は、衰弱から快復し「タイヨウ」にやってきた。
りこや晴菜がホッとしたのもつかの間、節子は認知症の症状が出て、暴れはじめる。
節子自身にも危険が及ぶ可能性があるということで、節子は体をロープで縛られることに。
それを見た彦一とりこは、やるせない気分になる。
そんなふたりの前に現れた晶は、節子を虐待から救ったのだからヘルパーとしてはよくやった、しかし、そこまでが自分たちにできる限界だと言い放った。
ヘルパーは家族にはなれないのだから、と言う晶の言葉にふたりは…。
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