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出演者:天海祐希竹野内豊戸田恵梨香溝端淳平吉瀬美智子ケンドーコバヤシ温水洋一玉山鉄二光石研相島一之丸山智己長谷川博己HILUMA塩見三省

主題歌:SuperflyMy Best Of My Life」 



大澤絵里子(天海祐希)は、暴力団幹部の射殺事件を担当する。
被害者の頭部に残った銃弾から、犯人は別の暴力団幹部の谷本隆(工藤俊作)だと推測された。
絵里子は、木元真実(戸田恵梨香)、片桐琢磨(玉山鉄二)、花形一平(溝端淳平)を連れ谷本の潜伏先にやってくる。
しかし、谷本は逃走。
やがて、追跡した絵里子と片桐が発見するが、目の前で何者かにより左胸を撃たれ死亡する。
その数日前、対策室に左胸を赤インクで染めた人形が送付されていたことから、絵里子は谷本殺害を予告殺人と分析した。
その頃、山村啓輔(温水洋一)は、岩井善治(ケンドーコバヤシ)を引き連れてあるクラブに入店する。
山村は現れたホステス・西山菜々美(小西真奈美)を、自分の婚約者だと言い張る。
そんな中、対策室に再び人形が送られてくる。
奈良橋玲子(吉瀬美智子)が調べると、谷本が撃たれたのと同じ銃弾が入っていた。
同じ頃、聞き込みをしていた小野田忠(塩見三省)と川野昭夫(長谷川博己)のところへ片桐が走りこんできた。
と、次の瞬間、川野が胸を撃たれる。
小野田は、片桐に向かってビルの上に見えるライフルの影を撃てと叫んだ。
しかし、片桐は銃を構えるが、撃つことができなかった。
後日、絵里子は、片桐になぜ川野が狙撃された場所にいたのか尋ねた。
しかし片桐は答えなかった。
何かを感じた絵里子は野立信次郎(竹野内豊)を呼び出し、捜査資料が閲覧できるデータベースのパスワードを聞き出す。
早速、片桐の資料を閲覧する絵里子。
それによると、3年前、片桐は上司・小野田の指令を受け川野とともに谷本を追っていた。
凶悪な谷本に対するため、片桐らは銃を携行。
小野田からは、発砲許可も出ていた。
そんな中、サングラスに帽子を被った谷本と思われる男が現れる。
片桐は、自分たちに気付いた男に静止を促すが、男はスッと上着の胸ポケットに手を入れた。
「動くな!」と叫ぶと同時に、片桐は発砲。銃弾が男の肩を撃ち抜いた。
倒れた男に駆け寄った片桐は、男の手に握られていたものを見て愕然とする。
携帯電話だった。
男は、谷本が警察の動向をさぐるために使ったダミーだったのだ。
撃たれた男・武藤明(松田賢二)は、まもなく死亡する。
事件を知った警察上層部はさまざまな工作をしてマスコミを操作し、事件が大々的に報道されることはなかった。
一方、諮問委員会にかけられた片桐は、独断の発砲と片付けられ、ほかの部署に飛ばされた。
上司の小野田にも庇ってもらえなかった片桐は、以来、誰も信じないようになり、銃も撃てなくなったのだ。
その頃、片桐は追い詰められていた。
片桐は、谷本が撃たれた直後から狙撃犯と思われる人物からの脅迫電話を受けていた。
再び電話を受けた片桐が要求を聞くと、その人物は片桐が死ぬことだと断言。
片桐が死ねば、ターゲットになっているあとひとりは助かると言う。
仲間のため、自分が犠牲になっても構わないと覚悟を決める片桐。
そこへ絵里子がやってくる。
絵里子は片桐に、3年前の発砲は組織の一員として間違っていなかった、人を殺めた過去は消せないが、今すべきはひとりでも多くの犯罪者を捕まえることだと諭す。
対策室では、真実らが狙撃犯の絞り込みを急いでいた。
犯人は、射撃の名手で、死亡した武藤に関係する人物だと推測された。
そんなところへ、赤インクで染まった3体目の人形が送られてくる。
今度のターゲットは片桐か、と緊張が走る中、久々に対策室に戻った片桐が、狙われているのは小野田だと明かす。
翌日、小野田を警護していた絵里子は、片桐に射撃命令を出したのは、小野田ではなく参事官の屋田健三(相島一之)だったのでは、と問う。
捜査資料を洗い直した絵里子は、当時の小野田には素性があいまいだった谷本に対する射撃命令を出す権限がなかったはずだと言うのだ。
それを否定しない小野田。
そして、次の瞬間、絵里子は気付いた。
犯人もそのことを知っているのではないか、と。
絵里子は、対策室のメンバーたちに指示し、屋田がいるスタジアムに急行する。
そんなとき、山村から狙撃犯は女性だと連絡が入る。
菜々美のマンションで寝過ごしてしまった山村は、菜々美の外出後、そこで射撃のオリンピック候補選手だった菜々美の写真、武藤との写真、そして、片桐、川野、屋田の写真を見つけたのだった。
その頃、菜々美は、スタジアムで警備の指示を出す屋田の姿をスコープに捉えていた。
大勢の人物が行き交う中、狙いを定め引き金を引くが、弾丸はそれてしまう。
そこへ、絵里子と片桐らが駆け込んでくる。
警官たちに伏せるように叫びながら、菜々美を追う絵里子ら。
そして、観客席の通路で屋田のこめかみに銃を突きつけた菜々美と対峙する。
菜々美は、屋田こそ片桐に射撃の指示を出した事件の黒幕で、片桐が撃てなくなったのも屋田のせいだ、と言い放つ。
すると、片桐は、屋田に銃口を向けた。
それを見た絵里子は、身をかがめると「撃て!」と叫んだ。
その瞬間、片桐は菜々美の銃に向けて発砲。
菜々美の手から、見事に銃だけが弾かれた。
その後、逮捕された菜々美が、絵里子と片桐の側を通り過ぎる。
すると、片桐は深々と頭を下げ、謝罪の言葉を口にした。
そんな片桐に菜々美は、武藤が撃たれたときに電話をかけたのは自分だった、そのせいで武藤は撃たれたのではないか、とずっと責任を感じていたと明かす。
片桐は菜々美に、今後、武藤への花は自分が供えるから、と声をかける。
同じ日の夜、ひとり対策室にいた絵里子は、池上浩(丸山智己)に電話をする。
しかし、浩は出ることはなく――。
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