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主題歌:安良城紅「Here alone」
原作:松本清張「白い闇」
銀座一のクラブ『ロダン』のママだった原口元子は、元子を恨む若きホステス・波子の通告によって、詐欺恐喝罪で逮捕されてしまう。
証拠不十分で不起訴、釈放となったものの、銀座を追われた元子は東京を離れ、京都のクラブ『千扇』のママとしてひっそりと返り咲いていた…。
全国規模で急成長を続ける大手ホテルグループの株主総会。
そこでひとりの女が手を上げる。
元子だ。
元子が、再起の足掛かりとして目をつけたのが、全国規模で急成長を続ける尾関ホテルチェーンの二代目社長・尾関清一だった。
清一には、異母弟の高瀬俊吉がまるでしもべのように常に付き従っていた。
一方は、ホテルチェーンの社長、一方はその社長の運転手。
兄弟の立場の違いは際立っていた。
株主総会に顔を出した元子に興味を持った清一は、『千扇』に俊吉と共に現れる。
さらには、銀座時代に元子に手玉に取られた楢林も顔を出し、清一に元子の黒い過去を匂わせる。
だが、清一は、ますます元子に興味を募らせるのだった……。
やがて、元子は清一から指輪を贈られ、「君のような強い女が僕には必要だ」とプロポーズされる。
数日後、入院中の元子の母親が病死し、その葬儀を清一が取り仕切る。
そして、いまや代議士となった安島も東京から駆けつけ、久々の再会を果たす。
そして、母の初七日も終わったころ、元子は清一から、一週間東北に出張するので、それまで自分のホテルに泊まっていてほしいと懇願される。
そして、清一から、父の孝次郎を紹介される。
ホテル暮らしの間、元子は様々な思いにかられるが、清一のプロポーズを受けるか断るか、どちらとも決めかねていた。
銀座に返り咲くためには清一の財力も魅力だが、自由を束縛されたくはない。
元子の心は揺れる。
そんななか、波子がパトロンとこのホテルに現れ、ふたりは銀座以来のバトルを展開してしまう。
やがて約束の一週間が経った。
だが、清一は戻ってはこない。
俊吉に聞いたところ、彼も兄の行方は知らなかった。
ただ、言いにくそうに、兄は東北地方に愛人がいると元子に打ち明けたのだった。
俊吉からその愛人・常子の住所を聞き出した元子は、十和田湖近くの常子のアパートを訪ねる。
常子は、清一から元子のことは聞いていると言い、自分は清一を愛しているので別れる気はないと告げる。
数日後、元子のもとを刑事が訪ねて来た……。