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原作:柳沢きみお「特命係長 只野仁 ファイナル」
ある日、黒川会長(梅宮辰夫)に呼び出された只野(高橋克典)は、今、大人気の韓流スター、カン・ヨンジン(高橋克典・二役)の身辺調査を命じられる。
実は「カン・ヨンジンの過去をばらされたくなかったら、一億円用意しろ」という脅迫状が送りつけられてきたのだ。
彼の日本でのプロモーションを電王堂が手がける以上、どんな些細なスキャンダルでも見逃してはならない。
さっそく只野は来日するヨンジンを迎えに成田空港へと向かう。
ところがその夜、ヨンジンが突然どこかに消えてしまう。
只野はパートナーの森脇(永井大)と共に彼の足どりを追う。
どうやらヨンジンは繁華街へ向かい、花屋を訪れた後、怪しい事務所へと入っていったらしい。
只野はどうにか彼を救出するが、彼が会おうとしていたのはなんとマフィアの大物、ミン(麿赤兒)だった。
ヨンジンとミンはいったいどういう関係なのか……。
そこで只野はヨンジンが訪れた花屋を訪ね、恵美(田中美里)という女性に話を聞く。
今から10年前、二人は恋人同士だったが、ヨンジンは恵美が抱えていた借金300万円を返済したきり、彼女の前から黙って去っていったのだという。
さらになんとヨンジンはその頃、ミンの指示で宝石の運び屋をやっていたらしい。
そこで手にした大金を恵美に渡したことでミンの怒りを買い、今回の来日に合わせて狙われたのだ。
10年前の決着をつけるべく、只野の静止を振り切って単身ミンの事務所に乗り込むヨンジン。
案の定、電王堂に脅迫状を送ったのはミンだった。
だが、驚くべきことに、そこには電王堂社員の脇田(岩本恭省)がいた。
金に目がくらんだ脇田はミンと手を組み、ヨンジンを使って大金を巻き上げようとしていたのだ。
恵美も捕らえられ、絶体絶命のピンチ……と思った瞬間、ヨンジンが立ち上がった。
その正体は、あらかじめヨンジンと入れ替わっていた只野だった。
「残念だったな、日本のドラマは必ず誰かが助けてくれるんだよ」。
只野はミンたちを難なく蹴散らし、ヨンジンと恵美を救出。
そして後日、ヨンジンは自身の過去のあやまちを記者会見で謝罪。
こうして事件は無事、解決したのであった… …。